2024年05月26日
帯広演研「さらだ殺人事件」

が、見終わってなぜか食い足りなさも感じていた。それがなんなのかすぐにはわからなかったけど……数日してようやく思い至った。「怖くない」。
日常を蝕む大胆だが小さい傷みたいな非日常が、そのうちに大きな危機や異質感を膨らませてくる、そんな印象を自分は別役作品に対して勝手に持っていた。今回はそういう怖さを感じなかったってことだと思う。
それはもしかしたら、感じた「すごさ」と裏表にあることなのかもしれない。あくまで自分にとってってことだけど。
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