2024年06月29日
2024年06月29日
2024年6月29日(土) 読み語りライブ@俊カフェ

俊カフェでまっつが読み語る
「谷川俊太郎のQとA」プラス
最近はときどきゲリラライブで
俊カフェに出没するまっつが、
やっぱりちゃんと何かしたいと、
奈央さんにこぼしたら……
こんなハイブリッド(?)なライブが、
誕生してしまうのでした(^^;;。
--0606追記
・プログラム骨子が固まってきました。
これならきっとみんなが楽しめるっ!
--以上追記
--0622追記
・プログラム内容公開中。
連載(4)・連載(3)・連載(2)・連載(1)
--
+*-+*-+*
俊カフェでまっつが読み語る
「谷川俊太郎のQとA」プラス
★俊カフェ店主とヨミガタリストまっつが絡んで
俊太郎さんの「質問や解答」を読む前半と、
福袋(?)みたいな後半リクエストタイム
///
日時;2024年6月29日(土)16時スタート
料金:おひとり2000円(1ドリンク付)+投げ銭大歓迎
場所:俊カフェ
(札幌市中央区南3条西7-4-1 KAKU IMAGINATION 2F)
011-211-0204(火曜定休)
出演:ヨミガタリストまっつ
共催:ヨミガタリストまっつ・俊カフェ
協力:ヨミガタリを楽しむ会
予約・問合;
ヨミガタリストまっつ ( RXP03542@nifty.com )・俊カフェ
*-+*-+*+ 続きを読む
2024年06月29日
2024年06月28日
2024年06月28日
2024年06月25日
「谷川俊太郎のQとA」プラス・企画内容連載(4)
[関連]告知・連載(3)・連載(2)・連載(1)
企画内容連載最後は「リクエストタイム」について
まっつをよくご存知の方には説明不要と思いますが、
そうじゃない人のほうが世の中多いしね。
ここらで再度、説明しておこう。
要はお客さまがお持ちになった「日本語」を
その場で読んじゃうよ。
ということです。
たまたまだったり、狙ってだったり
お持ちのもの、その場にあるものを
リクエストいただきます。
なんで「日本語」ってしてるかというと、
他の言語はほとんど読めないから、ではあるんですが、
どんなジャンルのものでも読むよという意味も込めてます。
俊太郎さんの作品に限らず、
日本語で書かれていれば、
小説や詩、エッセイ、絵本といった作品類はもちろん、
気になったチラシ類、新聞記事・広告、
さらにはお持ちの診察券だのまで、ウエルカムですからね。
どんなことになるのか、それはなにしろリクエスト次第。
お楽しみにっ。というかリクエストで盛り上げてくださいっ!
一昨年くらいまでのリクエストありライブ類の記録報告は
こちら(「ヨミガタリストの冒険(リクエストカテゴリー)」)で
読めます。ご参照あれ。
お時間は18時までを予定してますが、
リクエストの多寡で多少前後します。
ぜひ楽しんでってくださーーーい。
まだお席に余裕、だいぶあるようですよーーー(;_;)

上の画像は、ときどき俊カフェに出没して「リクエストゲリラライブ」を
やせてもらってるときのアイコン?ポップ?です。
企画内容連載最後は「リクエストタイム」について
まっつをよくご存知の方には説明不要と思いますが、
そうじゃない人のほうが世の中多いしね。
ここらで再度、説明しておこう。
要はお客さまがお持ちになった「日本語」を
その場で読んじゃうよ。
ということです。
たまたまだったり、狙ってだったり
お持ちのもの、その場にあるものを
リクエストいただきます。
なんで「日本語」ってしてるかというと、
他の言語はほとんど読めないから、ではあるんですが、
どんなジャンルのものでも読むよという意味も込めてます。
俊太郎さんの作品に限らず、
日本語で書かれていれば、
小説や詩、エッセイ、絵本といった作品類はもちろん、
気になったチラシ類、新聞記事・広告、
さらにはお持ちの診察券だのまで、ウエルカムですからね。
どんなことになるのか、それはなにしろリクエスト次第。
お楽しみにっ。というかリクエストで盛り上げてくださいっ!
一昨年くらいまでのリクエストありライブ類の記録報告は
こちら(「ヨミガタリストの冒険(リクエストカテゴリー)」)で
読めます。ご参照あれ。
お時間は18時までを予定してますが、
リクエストの多寡で多少前後します。
ぜひ楽しんでってくださーーーい。
まだお席に余裕、だいぶあるようですよーーー(;_;)

上の画像は、ときどき俊カフェに出没して「リクエストゲリラライブ」を
やせてもらってるときのアイコン?ポップ?です。
2024年06月25日
2024年06月22日
2024年06月22日
「谷川俊太郎のQとA」プラス・企画内容連載(3)
[関連]告知・連載(2)・連載(1)
続いては前半を締める「33の質問」系。
『谷川俊太郎の33の質問』・『谷川俊太郎の33の質問 続』
俊太郎さんがゲストに33の質問を訊ねていくのですが、
単に一問一答ではなく、ゲストとの座談として展開します。
それがけっこう口語そのままで、きっちりめに書き起こされていて、
なんだか手触り感があるのだ。
最初の『谷川俊太郎の33の質問』より、
後年組まれた『谷川俊太郎の33の質問 続』のほうが、
意識的に口語発話を文字再現しようとしている。
「続」のほうは、出版社を変えて再刊されたときは
『理想的な朝の様子: 続谷川俊太郎の33の質問』
というタイトルになっていて、
同シリーズさらに別バージョンかと思ったら
そうじゃなかった(^^;。
(上記Amazonリンクは、
初期刊行ちくま文庫版につないでいます)
こちらは質問と回答もさることながら、
繰り返しになるが、そこから生まれる
対談のやりとりが興味深い。
人が変わると話の転がる方向も
こんなに変わるということに改めて驚く。
やり方としては、まっつが質問をセレクトしておいて、
どのゲストの回答やりとりを聞きたいか、
そこをお客様からいただきます。
あらかじめゲストリストは示しておくので、
興味のもてる人を選んでもらえたらいいかなと思う次第。
ひとつの質問に対して、比較の楽しさもあると思うので、
2-3人ずつ読んでいこうと思う。
当然ながら「33の質問」全部制覇はできないと思う。ご容赦ください。
参考までにセットリストを載せておこう。
『谷川俊太郎の33の質問』1974年3月発刊
・武満徹・粟津潔・吉増剛造・岸田今日子
・林光・大岡信・和田誠・谷川俊太郎
『谷川俊太郎の33の質問 続』1986年2月発刊
・手塚眞・野田秀樹・伊藤比呂美・高橋源一郎
・川崎徹・鈴木ユリイカ・高橋悠治
まっつがこれ以前にお名前聞いたことなかったりはお二人。
聞いたことある方々についても、そんなにあれこれ知ってるわけじゃない。
この中ではダントツで谷川俊太郎さんに一番親しんでいるなあ。
…こっちは……少しは勉強しなくちゃいかんか…(爆)
[関連]告知・連載(2)・連載(1)
続きを読む
続いては前半を締める「33の質問」系。
『谷川俊太郎の33の質問』・『谷川俊太郎の33の質問 続』
俊太郎さんがゲストに33の質問を訊ねていくのですが、
単に一問一答ではなく、ゲストとの座談として展開します。
それがけっこう口語そのままで、きっちりめに書き起こされていて、
なんだか手触り感があるのだ。
最初の『谷川俊太郎の33の質問』より、
後年組まれた『谷川俊太郎の33の質問 続』のほうが、
意識的に口語発話を文字再現しようとしている。

『理想的な朝の様子: 続谷川俊太郎の33の質問』
というタイトルになっていて、
同シリーズさらに別バージョンかと思ったら
そうじゃなかった(^^;。
(上記Amazonリンクは、
初期刊行ちくま文庫版につないでいます)
こちらは質問と回答もさることながら、
繰り返しになるが、そこから生まれる
対談のやりとりが興味深い。
人が変わると話の転がる方向も
こんなに変わるということに改めて驚く。
やり方としては、まっつが質問をセレクトしておいて、
どのゲストの回答やりとりを聞きたいか、
そこをお客様からいただきます。
あらかじめゲストリストは示しておくので、
興味のもてる人を選んでもらえたらいいかなと思う次第。
ひとつの質問に対して、比較の楽しさもあると思うので、
2-3人ずつ読んでいこうと思う。
当然ながら「33の質問」全部制覇はできないと思う。ご容赦ください。
参考までにセットリストを載せておこう。
『谷川俊太郎の33の質問』1974年3月発刊
・武満徹・粟津潔・吉増剛造・岸田今日子
・林光・大岡信・和田誠・谷川俊太郎
『谷川俊太郎の33の質問 続』1986年2月発刊
・手塚眞・野田秀樹・伊藤比呂美・高橋源一郎
・川崎徹・鈴木ユリイカ・高橋悠治
まっつがこれ以前にお名前聞いたことなかったりはお二人。
聞いたことある方々についても、そんなにあれこれ知ってるわけじゃない。
この中ではダントツで谷川俊太郎さんに一番親しんでいるなあ。
…こっちは……少しは勉強しなくちゃいかんか…(爆)
[関連]告知・連載(2)・連載(1)
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2024年06月21日
2024年06月21日
22下半期 まっつ配信活動@ネット
そうか。配信関係の記録報告は、こちらには流してなかったんだ。
これからはやはりリリースしておこう。
今回は2022年下半期のツイキャス報告なんですけど、
……実は0件でしたああ。そっからかいぃぃぃぃぃ、
その前までの記録も参照できるので、お暇なときにでもご覧くださいませ。
http://mghj.air-nifty.com/mats/2024/06/post-22133d.html 続きを読む
これからはやはりリリースしておこう。
今回は2022年下半期のツイキャス報告なんですけど、
……実は0件でしたああ。そっからかいぃぃぃぃぃ、
その前までの記録も参照できるので、お暇なときにでもご覧くださいませ。
http://mghj.air-nifty.com/mats/2024/06/post-22133d.html 続きを読む
2024年06月19日
「谷川俊太郎のQとA」プラス・内容広報(2)
[関連]告知・連載(3)・連載(1)

さて、まずは前回ご紹介したうちの「質問箱」系について。
『谷川俊太郎質問箱』『星空の谷川俊太郎質問箱』
前半の序盤にとりあげます。
これらは基本的には「ほぼ日」(ほぼ日刊イトイ新聞」)に
掲載された谷川俊太郎さん宛の質問と、
それに対する回答なんですってね。
まあ想像つくと思うけど、硬軟軽重老若さまざまな質問が並びます。
もちろん、俊太郎さんの回答を味わうのが目論見ではあるけれど、
せっかくの機会、お客様にも回答を考えていただきましょう。
質問のセレクトは、奈央さんに厳選してもらっています。
編集者でもある奈央さんが、どんなセレクトをしてくれるか。
それもまずもっての愉しみ。
もちろん人任せなだけでなく、まっつもその場で
回答を考えてみます。
そうなると、あんまり読み込んでおきたくはない。
俊太郎さんの俊逸回答に影響うけちゃうもんね。
そんなわけで。俊太郎さんの回答を
一度は読んでしまっているので、
ちょとカンニング気味ないずさはありつつも。
なるべく忘れておきたいと思ってます。
そうした我々の回答を並べた後に、
俊太郎さんの回答を読み語ります。
いろんなことに思いを寄せる時間になるでしょう。
お楽しみに。
[関連]告知・連載(3)・連載(1)

さて、まずは前回ご紹介したうちの「質問箱」系について。
『谷川俊太郎質問箱』『星空の谷川俊太郎質問箱』
前半の序盤にとりあげます。
これらは基本的には「ほぼ日」(ほぼ日刊イトイ新聞」)に
掲載された谷川俊太郎さん宛の質問と、
それに対する回答なんですってね。
まあ想像つくと思うけど、硬軟軽重老若さまざまな質問が並びます。
もちろん、俊太郎さんの回答を味わうのが目論見ではあるけれど、
せっかくの機会、お客様にも回答を考えていただきましょう。
質問のセレクトは、奈央さんに厳選してもらっています。
編集者でもある奈央さんが、どんなセレクトをしてくれるか。
それもまずもっての愉しみ。
もちろん人任せなだけでなく、まっつもその場で
回答を考えてみます。
そうなると、あんまり読み込んでおきたくはない。
俊太郎さんの俊逸回答に影響うけちゃうもんね。
そんなわけで。俊太郎さんの回答を
一度は読んでしまっているので、
ちょとカンニング気味ないずさはありつつも。
なるべく忘れておきたいと思ってます。
そうした我々の回答を並べた後に、
俊太郎さんの回答を読み語ります。
いろんなことに思いを寄せる時間になるでしょう。
お楽しみに。
[関連]告知・連載(3)・連載(1)
2024年06月18日
22.12.13 きりがたりシアター@南幌町
22.12.13 きりがたりシアター@南幌町クローズドの記録報告
1年6ヶ月ちょい遅れ。
http://mghj.air-nifty.com/mats/2024/06/post-fd866a.html
1年6ヶ月ちょい遅れ。
http://mghj.air-nifty.com/mats/2024/06/post-fd866a.html
2024年06月17日
ヨミガタリストまっつって?
【ヨミガタリストまっつ】
読み語りにもっと親しんでいただくために
活動予定⇨随時更新中
活動記録⇨記録ブログ「ヨミガタリストの冒険」
いつでも投げ銭大歓迎⇨OFUSE案内

-----------------------------------------
┏┓////////////////////////////////////
┗■ 日本語読みます。ヨミガタリストまっつ
-----------------------
ヨミガタリストまっつ、今日は何読むの?
童話..小説..絵本..それとも
レシート?診察券?
それはその日のお客様次第。
リクエストだってこたえちゃう!!
--
ときにダイナミックに、
ときに繊細に、
はたまたときにコミカルに、
書かれた世界を
「声ととココロと身体と表情」で
ひろげていく読み語りパフォーマー。
-----------------------
■こんな場合にうってつけ
・「読書」や「本」が関わるイベントのパフォーマンス企画として。
・図書館や教育機関等でのライヴイベントとして。
・広く「言葉」がテーマとなるときにも役立ちます。
□こんなときにもヨミガタリストまっつが効きます
・どうも会合がマンネリ化してきた。
・毎年の式だけど、なんか珍しい演出をしてみたい。
・お楽しみ会のどこかに、親子でじっくり楽しむ時間を設けたい。
・プログラムの間の準備転換時間を楽しい時間で埋めたい。
・プロの読む技を盗みたい!
ヨミガタリストまっつの読み語りパフォーマンスはいかが?
///////////////////////////////////////
-----------------------------------------
[例えばこんな反響をいただいています]
(いろんなタイプのライヴでいただいた一部順不同です)
・「大人でも耳でお話を聴くのは楽しいんだと思いました」
・「まっつさんの独々な間とか読むスタイル、雰囲気がとても好きです」
・「映像が浮かんでくるのがおもしろかったです」
・「男性の声なのに、お母さんの顔や姿が目にうかんできました」
・「たのしかたです」
・「おもしろかったあ。なまらおもしろい。なんか持ってきたいと思った」
・「初見でここまで聞かせてもらえるなんてとっても楽しかったです」
・「何がとび出すかわからないリクエストライブ。こうしてお客さんとのコミュニケーションをとりながら造りあげていくのがスゴイ!」
→まっつは、なにができるの?
→予算とか、もう少し詳しく
→近々に、なんかやってる?
→投げ銭ライヴもしにきてくれるの? 続きを読む
読み語りにもっと親しんでいただくために
活動予定⇨随時更新中
活動記録⇨記録ブログ「ヨミガタリストの冒険」
いつでも投げ銭大歓迎⇨OFUSE案内

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┏┓////////////////////////////////////
┗■ 日本語読みます。ヨミガタリストまっつ
-----------------------
ヨミガタリストまっつ、今日は何読むの?
童話..小説..絵本..それとも
レシート?診察券?
それはその日のお客様次第。
リクエストだってこたえちゃう!!
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ときにダイナミックに、
ときに繊細に、
はたまたときにコミカルに、
書かれた世界を
「声ととココロと身体と表情」で
ひろげていく読み語りパフォーマー。
-----------------------
■こんな場合にうってつけ
・「読書」や「本」が関わるイベントのパフォーマンス企画として。
・図書館や教育機関等でのライヴイベントとして。
・広く「言葉」がテーマとなるときにも役立ちます。
□こんなときにもヨミガタリストまっつが効きます
・どうも会合がマンネリ化してきた。
・毎年の式だけど、なんか珍しい演出をしてみたい。
・お楽しみ会のどこかに、親子でじっくり楽しむ時間を設けたい。
・プログラムの間の準備転換時間を楽しい時間で埋めたい。
・プロの読む技を盗みたい!
ヨミガタリストまっつの読み語りパフォーマンスはいかが?
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[例えばこんな反響をいただいています]
(いろんなタイプのライヴでいただいた一部順不同です)
・「大人でも耳でお話を聴くのは楽しいんだと思いました」
・「まっつさんの独々な間とか読むスタイル、雰囲気がとても好きです」
・「映像が浮かんでくるのがおもしろかったです」
・「男性の声なのに、お母さんの顔や姿が目にうかんできました」
・「たのしかたです」
・「おもしろかったあ。なまらおもしろい。なんか持ってきたいと思った」
・「初見でここまで聞かせてもらえるなんてとっても楽しかったです」
・「何がとび出すかわからないリクエストライブ。こうしてお客さんとのコミュニケーションをとりながら造りあげていくのがスゴイ!」
→まっつは、なにができるの?
→予算とか、もう少し詳しく
→近々に、なんかやってる?
→投げ銭ライヴもしにきてくれるの? 続きを読む
タグ :読み語り
2024年06月16日
#朗読舞踏人間失格 大幅加筆0619


すごく良かった。もうオレいらないのかもって、ちょいと思うくらいに。
(大幅加筆・2024-06-19-21:36リリース)
なんて直後感想を書いたんですけど、そのあたりの受け止めたことを
しっかり、でも逆にわかりにくいかもではありますが、
自分サイドに寄せた形で感想としてしたためてみました。
ちゃんと文章にしようとも思ったけど、
それだといつになるかわからないので、
ほぼ翌日書き出したメモ列挙のまま。
ご容赦あれ。
・朗読×舞踏「人間失格」
[描写記録的感想]
・「待つ」が、しずけくも肌触りのある音感で読まれた後、ゆっくりと「人間失格」へ。
(補足:「人間失格」の前に太宰作品「待つ」がソロ朗読されたのでした。それを終えて、「人間失格」朗読が始まった。
・読み出してしばらくして舞踏手さん押し入れから登場。男性和装。
・しばししてハラリと紙片が朗読手の読んでいる文庫本から落ちる。目安としてはさんでいた栞がおちたのだ、と、まずは思わされた。
・どうするのか、そのままほおっておくのだろうかと思っていたら、舞踏手が拾い上げて手にとって、ややしばらく携えてから、読み手に渡した。渡された読み手は、シームレスにその紙片を読んだ(ように見えた)。
(補足:拾われなかったら読み手はどう扱ったのだろうと後から想像までされられちゃったわ。)
・そのうちにまた紙片が落ちる。落ちるというのかこぼれるというのか。
・こぼれた紙片は、だんだん頻度を増して増えていく。もはやこぼれているのではなく、読み手が投げ捨てている。
・さらには読み終えたところを破って放り出し、果ては数ページを、それも読んでいる先のページまでまとめてひきちぎり、投げ散らす。
・次第に床の紙片の量は増え、読み手はそれをそんなに顧みないのだが、舞踏手はむしろそれらをいつくしみながらひとつに寄せたり抱えたりもする。
・読み手がその紙片を拾うときがあったことはあったが、そのとき読み手は紙片を握りめた後、舞踏手に投げつけた。
・それでも舞踏手の紙片へのいつくしみは消えない。
(補足:その様子がけっこう衝撃的で、ここで舞踏手からの反攻があるかとも思ったが、なおいっそう舞踏手は、投げ出された紙片あるいはそこに乗る言葉たちへの慈しみ度を増していたようでもあったかもしれない。ごめん補足部分はもう記憶が薄れた段階に書き加えてます。)
・読んでいるのは確かに「人間失格」の文章だが、読み手は文庫本のいたるところを行き来して読み続ける。
・語られる対象はそのたびにどんどん移り変わるのだが、それが読み手の視線によって、舞踏手に反映され、舞踏手はいろんな人物に見えてくる。
・このへんで観る側としての自分の中では「どう終わらせるのだろう」という興味が少しずつふくらんでいく。
・読み手はやがて初期位置に戻り、改めて正座して「人間失格」の語が出てくるくだりを読む。
・それから「あとがき」に入って、ここらでは読み手はもう舞踏手へ目線は送らないのだが、その場中央に立つ舞踏手は、やはりまだなんというか明滅した存在に感じられていた。
[まとめ的感想]
・すみさんのほうが攻めて、鴉海さんが受けるという関係性になっていたことにまず驚いた。すみさん、すごい進化。
・けどどこかで鴉海さんからの返しも期待したりしてたのだが、それはついぞなくって見終わった時点ではちょいと欲求不満だった。
・だが、アフタートークをききつつ、そこで語られた言葉とともに、観たものを反芻していくうちに、彼らは読み手と舞い手として屹立する関係を生み出すことにこだわっていたのではないとことがわかっていった。
(補足:パフォーマンスは30分ほどで終わり、その後1時間近く「みせた側」と「みた側」が一緒に、あれこれ思ったところをコメントしあったのでした。)
・何がわかったかというと、そこにまぎれもなく太宰が、少なくとも太宰の言葉が、もうひとつのキャストとしていたのだということ。
・帰り道に思い出した光景では、文庫からこぼれ落ちていく太宰の言葉たちが、「声」とされたばかりでなく、さらに「文字」として箱に収められていくさまが、強く思い起こされたのであった。
・ただし、その言葉たちの語る具体的なストーリーは、まったく積み重なって残ってはいない。ただただ、まさにあのように紙片が舞い散るように、あるいは引きちぎられて振りまかれるように、太宰が振り撒き散らしてきた言葉としての印象を残したのだろう。
・テキストで確認したら、「人間失格」という読みの文章上での表記は「人間、失格。」
・フライヤーの添えられていた表記は、それだったのかあ。翌朝テキスト確認して、その見事にピースをはめていたことにさらに目をみはる。お見事っ!
[総合的感想]
・テキスト紙の扱いの点を抜きにしても、今回のすみさんの読みは、まっつが読み語りとして考える言葉、その場、その関係における読み方をしっかり満足していた。ああ、もう俺いらないかもと思ったのは、今回のパフォーンスが単にそれを成就していただけでなく、そこにさらに言葉を物理的に扱うという超え方をしてたからだと思う。
・そういうもっていき方は、自分の読み語り概念の中にはなかったんだなあ。そこまで取り込むハーフォーマンスとしては考えてなかったというのが正直なところ。
・それは作者へのリスペクトを壊す所業のひとつと意識的に避けていたのでもあるけれど、けれどこの「人間失格」では、もしかしたら作品はないがしろにしたと言われてもやむを得ないところはあるかもしれないが、作者に対するリスペクトは十分以上に感じられたのだ。そこもまたすごい。
・そうか、改めてこうして考えてみて腑に落ちたのだが、だからこそこのコラボパフォーマンスでもあったということなのだろう。読み手だけではけっして届かない地平に、というより読み手だけではありえない、かつ、ただのジョイントハーフォーマンスではなく、インプロ(即興)にすらとどまっておらず、アフタートークでどなたかがおっしゃっていたようにインスタレーションとしても立ち上がっていたと言って違和感ないのは、だからこそだったのだと思い返したのだった。
・俗な言い方だが思い返すだけで「まだ三杯はいける」(笑)。大変美味満喫であった。良かった。すごかった。ほとんど太宰作品「人間失格」は、心に残ってないほど…ん?
2024-06-19-20:29
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2024年06月15日
2024年06月14日
2024年06月14日
「谷川俊太郎のQとA」プラス・内容関連(1)
[関連]告知・連載(3)・連載(2)
前半の眼目として今回読み語っていくのは、俊カフェ蔵書の谷川さん著作からではあるのですが、詩集でもなく絵本でもなく、こんな著作からのQやAです。
『谷川俊太郎質問箱』
『星空の谷川俊太郎質問箱』
『谷川俊太郎の33の質問』
『谷川俊太郎の33の質問 続』
考えてみたら、こういうタイプの文章を読み語りしたことって、一瞬リクエストではあったかもしれないけど、これだけたっぷりやるのは初めてかも。
どう攻略(笑)していくか、けっこう考えました。そんなとこらへんもここでお知らせしていけたらとは思っていまっつ。どうかお楽しみに。
[関連]告知・連載(3)・連載(2) 続きを読む

『谷川俊太郎質問箱』
『星空の谷川俊太郎質問箱』
『谷川俊太郎の33の質問』
『谷川俊太郎の33の質問 続』
考えてみたら、こういうタイプの文章を読み語りしたことって、一瞬リクエストではあったかもしれないけど、これだけたっぷりやるのは初めてかも。
どう攻略(笑)していくか、けっこう考えました。そんなとこらへんもここでお知らせしていけたらとは思っていまっつ。どうかお楽しみに。
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