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2024年10月13日

文学館朗読会「挽歌」

文学館朗読会「挽歌」文学館朗読会「挽歌」
すごくよいものを観た聴いた。若い人があんまり聴いてないのがもったいなさすぎるわ。こういうのにもアンテナ向ければいいのに。
右の写真はご出演のお二方です。

(以下24.10.14 感想加筆)
いろいろメモしたんだけど、そこからだと感想としてまとめるのむずかしいな。

そんなわけで改めて何がすごかったか。

・まず一人称小説の地の文の読みに、終始主人公「怜子」の心情が、その揺れさえも乗せられていたこと。そしてその揺れる心情までも聞き取ってピアノが即興的に伴奏し(ほんとの意味で「伴」奏だった)、読み手もまたそのピアノにも応じて進めていたこと。

・上のように書くと、なんかまっつが理屈的にとらえてただけに読めるかもしれないけど、そうじゃなくてその相互性によって世界が広がったり縮まったり動いたりしてたんだ。

・読み手当人は移動したりはしてない。ただし声と顔の表情が豊かに動いて、それがいろんな色彩を届けてくれた。それに加えて、小首のちょっとした傾きの変化もまた「豊かな表情」のひとつとして見えてきていた。ああ、あれ、自分には無理だなと思った。

てな具合にまとめてみたら、そう、「聞いていた」というより、やっぱり「見ていた」という時間だったんだなあ。こういうものが無料で、しかも一回きりだなんて、なんて贅沢な時間だったんだあ。先に書いといたけど、若い子たちにも目撃してもらいたいわよ。こういうの。とほんとに思った。

24.10.13 投稿。固定
24.10.14 感想加筆。

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Posted by ふとまつ at 11:40│Comments(0)観覧・鑑賞人々場所
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